最近、全くヒーターが暖まらなかった。スキーに行く道中も、とにかく寒い。仕方なく後部座席は走行中も補助のFFヒーターを動かすのだが、本来それもよろしくない。使い過ぎているとマズい気がする。スキーに行く時は運転席は毛布が必需。暖冬と言われる今年はなんかと持ち堪えられそうな気もしてたが、やはり寒い。とっても寒い。
ということで、またまた、まいすたぁさんにお世話になりました。
診断していただくと、やはり異常があった。どうやら走行中にどんどん水温が下がって行くこと(ほぼCの位置まで下がる)、ヒーターが全く効かないことの原因として考えられるのはいくつか。
- サーモスタッドの異常
- ヒーターフラップの経年劣化による冷風の混じり
- 最後はヒーターコアの故障
あ、あとFFヒーターも調子があまり良くない。今までほぼノーメンテなのでそれもチェック。
まずは、アンダーカバーを外しサーモスタッドから。アームの折れなどは無かったが、このパーツがとても怪しいと思う。せっかく外したし、新品に交換してしてみる。これで冷え過ぎる水温は治るかな?。次いで、ヒーターフラップの補修。もともとはフラップにはスポンジ?が貼られていて(らしい)、それで冷風、温風(暖気)の風量調整が行われるようだが、そのスポンジは経年劣化でほぼない状態。フラップとして役割をほとんど果たしていない。ここも補修する。(狭い場所なので写真なし)
まいすたぁさんに教えていただいたのは、走行中に水温が下がり過ぎることと、ヒーターが効かないことはひとつだけの原因だけではない、ということ。帰宅後、私の中でちゃんと理解するために整理しておくと、こうだ。
- 本来は水温が上がるとサーモの弁が開き、水温を下げるためにクーラントがラジエーター側にも回る。逆に水温が低い時は弁が閉まり、エンジン側だけでクーラントが回り水温を維持する。つまり、水温はサーモとラジエーターの両方が正常で一定に維持することができる。
- この水温が正常に維持されていることで(この時の水温はかなり温かい。バナゴンについていたパーツを見ると弁が開く温度は87℃)、温かいクーラントがヒーターコアにも回り、室内が暖められるだけの温風を車内に送ることができる。
- ただしこの際、ヒーターフラップにより車内への温風と冷風の送風調整も行われるので、仮にヒーターコアからちゃんと温風が来ていても、このフラップが機能していないと、やはり室内は暖まらないことになる。
自動車整備にお詳しい方には当たり前のことばかりかもですが、私にとっては「そうなんだ・・」がいくつもありました。オーバークールの状態は、冬場のヒーター不調だけでなく、そもそもエンジンにもよろしくないですよね。最近、燃費が悪いな?と思っていたのも、これが原因だったのかも知れない。過去の写真やブログをチェックすると、ずいぶん前から水温が低めだな。。
修理後、水温は正常値を維持しており、、あらためて、ここが正常値なんだと理解。最初の頃に「バナゴンは水温が低め」と記憶したのが間違いだった、か。。
低いというより(そう理解してなかったので)、バナゴンはそもそも水温が安定しないな〜(走るとスゴく下がるな〜)と思っていたのは、普通ではなく故障でした。ああ、知らなくて情けない。サンデー整備士としてもお恥ずかしい。バナちゃんが我が家にて来て、もう7年目。あと何年やれるかわからないので、早く一人前になりたい〜。
でも、暖かバナちゃんが復活して、次回のスキーはさらに楽しみ。雪がもう少し増えないかな。そろそろ、親父のお古の道具で釣りも始めてみようと思っている、最近のバナゴンライフ。